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みんなのミニの思い出

◆チャンスさん(型式:GH-RA16)

私が、愛してやまなかった車です。
見た目もサイコーですが、内装も大好きでした。
内装はオプションを付けてシルバーカラーにして、車の扉の内側と同じカラーにしたのです。
そうすることで、一体感が出て、飛行機か、はたまたヘリコプターか・・・という感じでした。

ボディーカラーはチリレッド。
屋根は白色だったので、クリスマス前になると、「イルミネーションつけて走ったら!?」とよく冗談を言われました。
ボディーサイズの割に、排気量も1600ccあったので、加速もよく、高速を走ると良さがわかります。
購入するときにディーラーさんが、「車を知ってもらうには、高速が一番。試乗で高速乗ってもOKですよ。」というほど、自信満々でした。
何時間、どんなに長い距離を乗っても、楽しくてたまりませんでした。

ただ、こんなに大好きなクーパーでしたが、ちょっと不自由を感じる部分もありました。
このころのミニクーパーの多くがそうだったみたいですが、運転中に「キーン」という金属が擦れるような音がするのです。
ディーラーさん曰く「あ~猫が泣くみたいな音ですね」。
え?猫ですか?そんなかわいいもんじゃ・・・。

そして、ホイールがやたら汚れます。
せかっく、かわいいホイールなのに、洗車をマメにしないと、真っ黒にすすけて、かわいいのが半減でした。

そして、発進するときのクラッチのつながりが悪いのか(もちろん私の愛車はATです)、ゆっくりアクセスを踏み込んでいかないと、ものすごくガタガタして・・・。
ATなのに、やたら発進が難しい車でした。

ですので、私はヒールのある靴では運転できず、スニーカーか裸足で運転していました。
慣れてくれば、問題なく運転できましたが、他の人に運転させると「運転しにくい・・・」とよく言われました。
クーパーを愛する私からすると、何を言われようと、全く気になりませんでしたけど。
このクラッチのつながりが悪い感じは、何代か後で解消されたみたいなので、今の最新型は大丈夫みたいですよ。

結局、結婚後に、車を一台にせねばならず、車内空間の理由から手放してしまいました。
でもやっぱり、いつか、また乗りたいですね。

 

 

◆世紀さん(型式:R60型)

私の愛車はBMWミニ・クロスオーバー・ワンです。
クロスオーバーの良い点は「ミニ」であるという点です。
BMWのローバー社買収によりミニに関する全ての権利を手に入れたBMWは、
ミニをファッシャナブルな高級車メーカーとして新たに立ち上げ直したのですが、発足当初のミニは3ドアハッチバックしか存在せず、
2代目モデル登場後も3ドアハッチバックと3ドアハッチバックをストレッチしたステーションワゴンモデルが中心で、
頻繁に後席を利用するファミリーユーザーにはミニは欲しくても選択肢に入らなかったのです。

しかし、クロスオーバーはミニの可愛いキャラクターはそのままに4ドアのSUV車として登場したのです。
当初は1800mmを超える全幅に異論も有りましたが、ファミリー層に受け入れられて、新たなミニとして認知されるまで至りました。
また、クロスオーバーはSUVモデルですがミニの特徴であるゴーカートフィーリングを忘れておらず、
ハッチバックには劣りますがSUVモデルの割にはクイックに曲がってくれます。

クロスオーバーの悪い点は「ワン」というグレードに限った話ですが、エンジンが3ドアハッチバック車と共通なので、
車重が増しているクロスオーバーに対して98馬力のエンジンでは非力に感じます。
また内装もデザインが最優先されているので仕方ないのですが、社外品の2DINサイズのナビを使用するには、
インパネパネルの加工や社外品への取替えが必要となり工賃も高額なのが不満です。

このクロスオーバーを使用して大阪・東京間を旅行で往復しているのですが、高速道路を巡航していても不安定な感じは一切せず、
トンネルを抜けた際の不意な横風にも車体が揺れることも少なく安定して走ってくれるので、運転していても疲れが出難いように感じました。
しかし、エンジンが非力なので目の前に遅いクルマが居た時に追い越し車線に出て加速しようとしても、思ったように速度が上がらずモタモタするように感じます。

良い点も悪い点も含めてクロスオーバーはハッチバックと変わらず強い個性を発しているクルマで所有感は大きく、
エンジン等に不満はありますが楽しく運転できるクルマとなっていて満足しています。

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