みんなのゴルフの思い出

◆ゆきさん（型式：GTI）

赤いゴルフに乗っていました。その色の鮮やかさはほれぼれしました。
赤だけど品があって、青空の下でピカピカ光る新車は本当に素敵でした。
国産の車から乗り替えると、シートを倒したりするのが少し面倒だったり、決して至れり尽くせりでもなかったのですが、
シートの座りごこち、軽すぎないハンドルと直線の安定感。全てが国産とは違う使用感でした。

ウインカーとワイパーの位置が逆なので、慣れるまでは何度か間違えたりしましたが、左ハンドルの操作とともにすぐに慣れて行きました。
不便だなと思ったのは交差点の右折でした。
曲がろうとしても対向車線の車が見えなくてなかなか曲がれない事はしばしば。
身を右側に乗り出して良く確認して右折していました。
高速道路の料金所や駐車場などはまだそんなに左用が充実していない頃だったので少々苦労しましたがそれも覚悟の上、
天気のいい日に赤い車でドライブをすると、何とも明るい気持ちになれて、ストレス解消にもなっていました。

外車と言えばトラブルの多さは良くある話で、自分も例外ではなく、エアコンの修理に２０万。
パワーウインドウの不具合で３万など、ひとたび修理となると国産の何倍かの料金がかかっていました。
外車を買う時はそれなりに覚悟が必要なんだなという事も学びました。

塗装はとてもよくて、何年たってもなかなか色あせなくて綺麗でした。

ハンドルは重くて、慣れるまでは大変でしたが、慣れてしまうと高速道路など、乗ってて疲れにくくて長距離のお出掛けにはとても向いていました。
燃費も思ったほど悪くなく、リッター８キロぐらいは走れていました。
日本の狭い道路や街乗りには決しえ適さない車ではあったので、普通に乗っていても不具合はところどころ出ていました。

それでも８年ぐらいは乗って買い替えましたが、綺麗に乗っていたので、査定も高くつけて頂き、お得に買い替える事が出来ました。
日本の方は、おとなしい色の車を好まれる方が多いようですが、たまには冒険して鮮やかな色の車に乗るのもいいかもしれないなと思います。

 

 

◆横尾さん（型式：不明）

10代の頃、街ゆく若いお姉さんが乗っていていた印象のゴルフに乗っています。
そのころから、いつか乗ってみたかった車です。

まず全体の形が気に入っています。
前から後ろから、横から見てもいいフォルムだなと今でも感心します。
色は紺、赤、白、シルバーと迷いましたが、車というと白というイメージがあるので白色を選びました。

ライトも最近の車種はつり目が多いと感じますが、ゴルフはかわいらしい目をしています。
そこも気に入っている所です。
内装は黒、グレーで統一されていてスタイリッシュです。
ドアも重みがあり、ちょっと衝撃ではダメージを受けない印象です。
シートの乗り心地は硬くて最初はびっくりしたくらいです。
しかしそれがかえって体に負担がかからず、長時間運転していても疲れません。特に高速に乗るとよく分かります。

外車なので国産はウインカーがハンドル右にあるのに対し、左に付いています。右はワイパーです。
たまにウインカーを出すときに間違えてワイパーを出してしまうということもあり恥ずかしいです。

装置の欠点としてクラクションが硬すぎます。
数年乗っていますが何回かしか鳴らせたことがありません。
それに鳴らしてもかなり低い「フォーン」という音なので、まるであおっているような感じに聞こえてしまうと思うとなかなか鳴らせないのが現状です。

エンジン性能はとてもよく、ドイツというお国柄か、長時間走るのに向いている車だと感じます。
長距離、一定の速度で走る高速では安定した走りをしてくれますしハンドルもぶれません。

実は、この車を買った理由は第一子が誕生するからです。
当時乗っていた車ではチャイルドシートがつけられなかったので、こちらを選びました。
高速で二時間の実家に沢山の荷物を詰めてよく帰省しました。
それから第二子も生まれて、その下の子も五歳になり、普段使いには4人でちょうどいいですがレジャーや遠出となると重量的、スペース的にも限界を感じるこの頃です。

でも、遠くからでもエンジン音でうちの車だなとわかったり、
夜もライトだけで我が家の車だとわかるほど愛着があるので、しばらくはこのまま頑張ってもらいたいと思っています。

 

 

◆ぽりさん（型式：GH-1KBLX）

かれこれ愛車との付き合いは１０年になります。下の子どもが生まれる少し前に買い替えました。
買ってすぐトラブルが発生し修理。
それからしばらくするとまた違う場所が具合が悪くなったり・・・正直、ハズレだなとも思いました。

しかし買い替えるに当たり下調べもコツコツとし、簡単に買った訳ではありません。
幸いトラブルも収まり何度かのメンテのお蔭で生まれ変わったかのように快調となり今に至るという訳です。
この１０年遠出をしたり旅行へも出かけ仕事にも使い家族の歴史と共にありました。
購入前にこだわった安全面、乗り心地、スマートなボデー。
乗り心地に関しては長時間の運転でも本当に疲れにくいです。

しかしながら我が家の愛車、二度買い替えをしているのですが買い替える度に車体は小さくなっていっています。
それに反比例するように子どもたちほ大きくなっていくというのに・・・
今や家族で乗るとこじんまりとまとまったねと言う感じで少し手狭な感は否めません。
狭いながらも楽しい我が家の如く狭いながらも楽しい愛車であります。
狭い狭いと愚痴っているわけではありません。逆に楽しく家族の距離が近くいいのです。
運転していても疲れにくいのですが乗っていても振動が少なく静かで乗り心地もバッチリなのです。

長い付き合いの愛車、外装はまだまだ綺麗で古くないのですが、ここ最近気になるところが出てきました。
それは内装です。
ある日、何気に天井を見るとあれ？少し浮いているなと思う箇所がありました。
しばらくすると大きく剥がれてきているのです。
とてもびっくりしましたがもう１０年仕方がないなあとも思いました。
修理の見積もりも取りましたが高額で迷いに迷い家族会議の結果、中だからいいかと自分でボンドで貼ることに。
これが失敗でした。
シミになって残念な仕上がりとなってしまいました。
しかしながらこれもまた我が家族と愛車の歴史であります。愛車が動かなくなるその日まで大事に大事に乗り続けたいと思っております。

 

 

◆カミさん（型式：1K-BLG）

VOLKSWAGEN ・GOLFを購入しました。
もともと車高が低くスタイリッシュです。
ＧＯＬＦ初のＤＳＧミッションですが、ニュートラルから１速につながる時にドンと衝撃があります。
下手な人のＭＴクラッチ操作のようです。
現在１２万キロ。２００７年モデルですが、ウオーターポンプやタイミングチェーンが弱いこともこの車の特徴です。

走行性能は実によくできておりツインチャージャーの加速は申し分ありません。
高速道路では安定性が高く加速も十分です。
燃費は直噴が影響しているのか、まあまあ良いです。Ｌ１２～４㎞は走ります。
ＥＳＰ（エレクトロニクス・スタビレーション・プログラム）は非常に良いですがよく故障します。
ホイールスピードセンサーの故障であればそんなにかかりませんが、ＡＢＳポンプ（コンピュータ付き）が故障したら４０万円以上かかります。
積雪地域ではその機能を十分に使えます。

車検では、ヘッドライトのプロジェクターの高度が経年劣化により落ちます。
ヘッドライトのレンズを純正部品で購入すると１４万円程かかります。
ボディー剛性は欧州車ならではのしっかりしたつくりになっており、ドアを閉める音も重量感があります。
１０年１０万キロの中で日常の消耗品はエンジンオイル＆エレメントは１年若しくは１５千キロでいずれか到達した時点で交換。
エアコンのフイルターは2年に一度交換。
ワイパーブレードはエアロワイパータイプで一見頼りなさそうですが意外としっかりしています。

ブレーキパットは国産タイプと違い持ちは長持ちします。
しかしブレーキディスクローターも必ず消耗するのでブレーキパットを交換する際はディスクも同時交換になります。
まとめると１～３年はオイル交換やワイパーのみ。
４～５年目タイヤ（消耗）６～７年目はDSGミッションオイル、バッテリー、ディスクパット、ローターなど。
８～１０年目はロアアームブッシュ、スタビライザーブッシュ、サスペンションなど。
11年～１２年目は燃料フイルター、スパークプラグ、場合によってウオーターポンプです。

維持費は国産と比べて高いですが、国内台数が多いのでものによっては中古部品があったり社外部品が充実しております。
ヨーロッパ車のなかでは維持費は安いほうだと思います。