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みんなのマイティーボーイの思い出

◆セサミさん(型式:不明)

私が車の免許を取った時点でその車はすでに中古市場から姿を消しつつありました。
そんな状態だったので、姉の知り合いから譲ってあげると言われても、
どこかぴんとこなくて、でも、戴けるのなら戴いておきますという感じで、検1年残りで譲り受けました。
戴きにあがった時に、車を見て、あぁ、小さい頃にCMを見たのを覚えてる、
「これが噂のマーボーだ」って言うセリフも思い出しました。
かくしてマイティーボーイが私の愛車になった瞬間でした。

よいところは、独特のボディです。
ピックアップトラックを小さくデフォルメしたようなフォルムはよく注目されますが、
積載量は少ないけれど荷台があって実用的でもあるのです。
ちょっとした家具なんかは余裕で運べました。
車内はシートの後ろに少しばかりスペースがあるので、そこにも荷物は積めますし、小さいけれど頼もしい相棒と呼んでいいと思いました。

難点はと言うと、2シーターなので3人で出かけようとしても無理なことです。
たとえ、シート後方にスペースがあっても、座席がないので違反になってしまいます。
私の場合は友達などもきちんと道交法を理解していたので強引に乗せてと言われることがなく済んだのでよかったです。
中には、荷台に寝転がっていれば見つからないからと強引な人もいるようですから。

もうひとつの難点は、クーラーがついていなかったことです。
オプションでエアコンが付けられた時代ですが、知人は付けることをしなかったようです。
戴いた初っ端の夏場は暑さのあまり早朝か夜しか乗ることができませんでした。
それでも、やっぱり初の自分の車と言うことで、暑さを我慢して出かけたこともありました。
渋滞にはまった時は、周りの車の熱気で体がおかしくなりかけたこともあります。
それからは水分とうちわと、車内を冷やす冷却スプレーを携帯するように心がけました。

このマーボーとは、色々なところへ出かけました。
友達と一緒にあてのないドライブしたり、母にごちそうするためにちょっとしたレストラン、
遠距離恋愛で別れ話しの出てる友達の彼氏のところへ話しするために数時間かけて行ったり、
レースを見に行ったらレース車と間違われピットに案内されたり、
私自身も遠距離恋愛していたので彼のところに何度も何度も一緒に行ってもらったりしました。

たくさんの思い出を作ってくれたマーボーですが、検の切れる頃、どうにもエンジンにガタがきて、廃車することになりました。
この子と過ごした1年間のことは、今でも忘れられないでいます。

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