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みんなのZの思い出

◆猫さん(型式:PA1)

昨年に購入。購入の動機は、セカンドカーで軽自動車が欲しかったが、ありがちな車ではつまらないと思ったから。
フルタイム四輪駆動で燃費は最悪だが、走りはリッターカーに遜色ない。
四区のトルクバランスのお陰か、むしろコーナリング性能は凌いでいる。

ただ注意すべきはターボ関係が弱い。
すべてのターボ車両に共通だが、オイル交換をマメに行わないと、焼き付を起こす。
排気タービン付近からのエンジンオイル漏れにも注意が必要だ。

またターボ付でないモデルも存在するが、別の意味で最悪かもしれない。
乗り比べてみれば一目瞭然で、「別車?」と思うほど非力で、ちょっとした上り坂ですらウンウン唸りなが登らなければならないガッカリ車だ。
またこのZという車は、外見は何の変哲も無いFF車に見えるが、列記としたミッドシップエンジン車なのだ。
ボンネットを開いても、そこにあるのはスペアタイヤだけ。車の知識が乏しい人ならギョッとするかも?

エンジンは後部座席の床下に鎮座しているのだ。
ターボのインタークーラーもエンジンのとなり、床下にある。
Zはタイヤも大きく背が高い感じで、オフロードの真似事くらいは出来そうにも見えるが、それをやると十中八九はここか燃料タンクを潰す羽目になるだろう。

また、床下エンジンのせいで車高の割りに車内空間の高さが足りず、特に乗り降りに時に頻繁に頭をぶるつけるのには閉口する。
床下エンジンで一番割りを食ってるのが整備性だ。
エンジンオイルを交換するのに後ろの荷物を全部降ろして、リアシートを跳ね上げ、蝶ねじ四本はずしてくださいって車はそうそうないだろう。

前述のようにターボエンジンはオイルの汚れに弱いので、それを3000km走行ごとに、やる。
2回に一回はオイルエレメントも、だ。

ま、これも個性ってヤツだと納得した上でないと、乗って楽しい車ではない。
尖がったユーザーにはお勧めだが、普通に乗るだけなら他の車を探すべきだ。
そんな車だから、生産中止になるんだが(笑い)

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